【今日のポイント】

 こんなことくらい、だれでもやってる…
自分だけなら大したことない…
それなのに法律違反だからって大ごとにするな!

相談にまでは至りませんが
雑談の中で日常生活の中でやりがちな
法律違反について話題に上ることがあります。

 自分に都合よく解釈して済ませていることも
実際に法律に照らしてみると、そう簡単でないこと、
意外にごくごく身近に潜んでいました。

そんな日常生活でやらかしてしまいそうな
法律違反の事例について紹介してみます。

 

夫婦喧嘩で相手に怪我

 これは、私の知人の例です。
サラリーマン時代のある日出社した彼の顔に
「青たん」があったので思わず問い質したところ、
奥さんに内緒でゴルフクラブを買ったことが露見し、
奥さんから実力行使を受けた結果でした。

本人に自覚があるため、その状態を甘んじて受けていたそうですが、
仮に、打撲程度であっても医者に行き診断がついた場合は
「傷害罪・暴行罪」用され、傷害罪の場合ですと、
15年以下の懲役、50万円以下の罰金が科せられます。

 似たようなケースで夫が逆ギレして、奥さんを殴打してしまい
完全に感情論になってしまい、実際に告訴した例がありますから
夫婦喧嘩も理性の範囲内で行うよう、限界ラインを決めておくことですね。

 

店のスタッフの落ち度を責めて土下座を強いた

 何度もテレビで採り上げられた事例です。
本来の業務に関係のないことを過剰に強いると
「強要罪」に該当し、程度によっては逮捕された例もあります。

確かに客商売の基本すら守れない店員もいますが、
あまりに感情的になると、却って自分が悪者になってしまう。
ここでも、理性的な対応を意識するようにしましょう。

 

車からタバコを路上へポイ捨て

 信号待ちの時など、窓からタバコの灰を落としている輩を
未だに見かけます。灰であろうと、タバコであろうと
また空き缶やごみは論外で、すべて「道交法違反」になります。

スマホ等で後ろからその現場を撮影され、車両ナンバーも
特定されれば、言い逃れは出来ませんね。

 

共の場の電源を無断借用しスマホなどの充電する。

 最近無断で自販機に使用している屋外電源から電気自動車に
充電した責任を取って政治家が辞任に追い込まれました。

たかが電気、5分間の充電で1円相当でしかありませんが、
これは立派な「窃盗罪」です。

 多くの場合はスマホやパソコンの充電ですが、
最近普及が著しい電気自動車でもあり得る話です。
自動車の場合は確かに緊急事態を避けたいという
事情があると思われますが、無断はいけません。

使用の了承を得ていれば問題ないのですから、
独りよがりの判断でしくじらないことですね。

 

相手が間違えて釣銭を多く渡してきた

 その時に気づいていながらその事実を相手に伝えずに
店外に出て、そのまま「もらい得」にしたら?

相手が勝手に間違えて渡したのだから、
相手が申し出てきたら返すつもりだった、
では通用しません。

これも「詐欺罪」の対象になるのです。

 

領収書の金額を書き換え、経費を水増し請求

 「1」を「7」、「6」を「8」に書き換え、書き加えて
ささやかな小遣い稼ぎ?

給料安いんのだから、このくらい・・・
自分の業績からすれば、このくらい・・・

この行為が発覚した場合、
「私文書変造」を問われた場合には
3か月以上5年以下の懲役、

 「詐欺」に問われれば、10年以下の懲役!
といった「厳罰」の対象になるのです。

 僅かな金額で人生を棒に振らないように!

 

 自転車の傘さし運転

 未だに雨の日の傘差し片手運転の
暴走自転車を見かけます。

自治体等の条例によって相違がありますが
「道交法違反」が適用される場合もあります。

無論その結果、通行人や器物に衝突し、
損傷や損害を与えた場合、
即適用は言うまでもありません。

 

ホテルの備品を持ち帰る。

 ちょうどタオルがなかったから
ボールペンを失くしていたから
たぶん使い捨てだろうから

ここも自分勝手な判断で
アメニティ以外のタオルや浴衣、コップなど
備品を勝手に持ち帰った場合は
明らかに「窃盗罪」の適用となります。

一時期、来日した外国人観光客が
記念品にと持ち帰ろうとしたケースが
頻発したとありましたが、日本人ならば
知らなかったでは済むはずがありません。

 

法が存在する意味とは?

 以上、身近な事例の中から
私が見聞きしたものを中心に紹介しましたが、
殆どの問題は、一言先に伝えておけば、
勝手な判断を押し付けなければ、
当事者同士で「穏便な解決」に至るはずです。

 ですが、どうも最近の世知辛い世相を反映してか
白黒はっきりさせる!
自分の正当性を声高に主張する!
重箱の隅をつつきまくる!
ことが目立ってきたような気がします。

そのような対応は、いずれそのまま自分にも降りかかります。
違反即処罰、で円滑な対人関係が築くことが出来るのか?
私には大いに疑問に感じるところです。

 過ちを犯した場合、素直にその事実を認め
相手方に対応すれば、ここに挙げたような法律違反を
錦の御旗に掲げられて「処罰対象」まで話が悪化する
ことはないと思います。

法とは、違反した者を処罰するために作られたものではありません。
違反行為をしないように法がその境界線を明示しているのです。

何でもかんでも法律至上主義では
息の詰まる社会に成り果てます。